金融庁は、2025年４月１日に、有価証券報告書の作成・提出に際しての留意すべき事項等及び有価証券報告書のレビューの実施について（令和７年度）を公表しました。

令和７年度の有価証券報告書の作成・提出に際して留意すべき事項等としては、以下の項目が示されています。

1. サステナビリティに関する企業の取組の開示
2. 従業員の状況及びコーポレート・ガバナンスの状況等の開示
3. 訂正内部統制報告書における記載事項

令和７年度の有価証券報告書の有価証券報告書のレビューについては、以下の内容で実施する、とされています。

1. 法令改正等関係審査
   
   近年の内閣府令の改正並びに令和６年度の審査において識別された課題の状況等を踏まえ、令和７年度においては、有価証券報告書及び内部統制報告書の以下の記載項目を主な対象として審査・調査を実施する、とされています。
   
   • 重要な契約等の開示
   • 政策保有株式及び純投資目的の株式の開示
   • 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価の範囲に関連した記載事項
   • 株主総会前の適切な情報提供
     
2. 重点テーマ審査
   
   近年のサステナビリティ及びコーポレート・ガバナンスに関する開示についての改正や実務動向並びに令和６年度の審査において識別された課題の状況等を踏まえ、令和７年度においては、以下を重点テーマとして審査を実施する、とされています。
   
   • サステナビリティに関する企業の取組の開示
   • コーポレート・ガバナンスに関する開示（政策保有株式関連の開示を含む）
     

詳細な内容は、以下のウェブサイトを参照ください。
https://www.fsa.go.jp/news/r6/sonota/20250401-3/20250401.html