決算期の異なる連結子会社の修正後発事象の取扱いについて教えてください

2016年01月13日 更新

■ ご質問

親会社は3月決算ですが、連結子会社は12月決算です。連結子会社の会計監査人の監査報告書日後に、連結子会社において重要な修正後発事象が発生しています。この場合、連結財務諸表上、当該修正後発事象は、開示後発事象として取り扱うことでよいですか。連結子会社では会計監査人の監査報告書が提出されており、子会社決算の修正はできないところから開示後発事象になると思われますがどうですか。

■ 回 答

 

イ.子会社の決算日が連結決算日と異なっていて、子会社の正規の決算を基礎として連結決算を行っている場合に、子会社において発生した修正後発事象をどのように取り扱うか、特に上記のように子会社の会計監査人の監査報告書日後に発生した修正後発事象をどのように取扱うか疑問が生じます。

 

ロ.連結子会社の計算書類に係る監査報告書日後、親会社の計算書類に係る監査報告書日までに発生した修正後発事象については、連結子会社の計算書類には反映されていませんので計算書類との単一性を重視する立場からは、そのまま連結して開示後発事象として注記すればよいように思われますが、監査・保証実務委員会報告第76号「後発事象に関する監査上の取扱い」では、次のような取り扱いになっております。

 

4.修正後発事象に関する取扱い

(2)財務諸表における修正後発事象の取扱い

② 連結財務諸表

a 会社法監査

ⅱ 連結子会社等の決算日が連結決算日と異なる場合

2)連結子会社の計算書類に係る監査報告書日後、親会社の計算書類に係る監査報告書日までに発生した修正後発事象

当該修正後発事象が連結計算書類に重要な影響を及ぼすと認められるときは、連結計算書類において当該事象に関する修正を行う。

 

したがって、設問のケースで、当該修正後発事象が連結計算書類に重要な影響を及ぼす場合には、連結子会社の計算書類には反映されていませんが、親会社の連結決算においては、修正後発事象としての取扱いになりますので留意が必要となります。

 

ハ.ただし、当該修正後発事象が親会社の単体計算書類の監査報告書日後で親会社の連結計算書類の監査報告書日までに発生している場合には、親会社の連結計算書類の修正は、実務上困難であるため、連結計算書類においては開示後発事象として注記されることになるとされています(日本公認会計士協会監査・保証実務委員会報告第76号「後発事象に関する監査上の取扱い」(〔付表1〕A-4のケース))。

 

以 上